2007年度作品。アメリカ映画。
大人気アクションシリーズの第4弾。
NY市警刑事のジョン・マクレーンはハッカー容疑の青年の任意同行を求めに行った所、謎のテロリストに遭遇する。そして事件はやがて全米を巻き込んだサイバーテロへと発展する。
監督は「アンダーワールド」のレン・ワイズマン。
出演は前作に引き続きブルース・ウィリス。ジャスティン・ロング ら。
これぞまさしく This is Hollywood! である。
ど派手なアクション、勧善懲悪、わかりやすいストーリー。何もかもが王道中の王道だ。
だがそれは裏を返せばベタと紙一重でもある。
たとえば冒頭に娘が出てきた時点で、その娘がどんな使われ方をするかわかるし、悪党たちの目的もこういう作品ではこうだろうな、という予想の範疇で進む。相棒役の行動も期待を裏切らないし、主人公は決して死なないことがわかっている。
加えてとにかく派手に派手に行こうとしているためにいくつかのつっこみどころも多い。
一番根本に関わるつっこみどころとしては、悪役は自分たちの目的を果たすためならば、何もアメリカ全土のシステムを狙う必要はないという点である。それはリスクが高まるだけで何のメリットもない。
だがそういった矛盾まみれで、ベッタベタであろうとも、おもしろいと感じさせてくれるからハリウッドはすごい。
アクションは派手で勢いがあり(ラストの戦闘機は大笑いだけど)、物語のテンポも良くてまったく飽きさせることがない。そして何だかんだ言って主人公がかっこいいのである。これをハリウッド的エンタテイメント言わずして何としよう。
この映画は、多分一ヶ月もすれば、おもしろかったという記憶を残すのみで、僕の中に残るものはほとんどないだろう。
それでもおもしろかったという記憶を確実に残るだろうし、見ている間もそう感じさせてくれる。それだけでも充分にこの映画は賞賛に値するのである。
評価:★★★★★(満点は★★★★★)
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・ブルース・ウィリス出演作
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